カーテンの色と光の入り方で暮らしが変わる|失敗しない選び方と整え方

部屋の印象を大きく左右するのに、意外と後回しにされがちなのがカーテンの色と光の入り方です。「なんとなく部屋が暗い」「日中もどんよりして気分が上がらない」「西日がまぶしすぎて疲れる」と感じていても、具体的にどこをどう変えればいいのか分からないまま、今のカーテンをなんとなく使い続けている人は少なくありません。

新生活でカーテン選びに迷っている人、在宅ワークが増えて一日中部屋で過ごす時間が長くなった人、最近なんとなく寝起きがスッキリしない人など、暮らしの変化とともに「カーテンの色と光の入り方」を見直したいタイミングは意外とたくさんあります。

この記事では、カーテンの色と光の入り方が気分や過ごし方にどのような影響を与えるのかをやさしく整理しながら、今日から使える具体的な選び方・整え方を詳しく紹介します。

この記事の結論となるポイントは、次の3つです。

一つ目に、カーテンの色と光の入り方は「部屋の明るさ」だけでなく、気分の落ち着きや集中しやすさ、朝晩のリズムにも関わるため、部屋の向きや用途に合わせて考えることが大切です。

二つ目に、カーテンを一気に買い替えなくても、レースと厚地の組み合わせや色のトーンを少し変えるだけで、光の入り方と部屋の印象を現実的なコストで改善しやすくなります。

三つ目に、「正解のカーテン」は一つではなく、自分の暮らし方・住んでいる環境・好みに合わせて、色・素材・厚さ・レイアウトを少しずつ試しながら調整していくことが、長く心地よく使う近道です。

読み終えるころには、「自分の部屋にはどんなカーテンの色と光の入り方が合いそうか」「今日からどんな小さな工夫を試せるか」が具体的にイメージできるはずです。

この記事は、住空間やライフスタイル改善、睡眠環境づくりに関する取材・執筆経験を持つライターが、インテリアコーディネートや環境心理学などに関する専門書・公的情報をもとに、一般的な知識として解説しています。医療・法律・金融などの専門的な判断を行うものではなく、個々の症状や事情に応じた診断・アドバイスが必要な場合は、適切な専門機関への相談も検討してください。

目次

カーテンの色と光の入り方が暮らしに与える影響を理解する

カーテンの色が気分と部屋の印象に与えるもの

同じ部屋でも、カーテンの色が変わるだけで「落ち着く」「なんとなくソワソワする」といった感覚が大きく変わることがあります。一般的には、赤やオレンジなどの暖色系は温かくにぎやかな印象を与えやすく、青やグレーなどの寒色系は静かで落ち着いた印象を与えやすいと言われます。また、白やベージュのような明るい中間色は、部屋を広く明るく見せたいときに選ばれやすい色です。

ただし、色の感じ方には個人差があります。同じ「青」でも、くすみのある淡いブルーはリラックスしやすく、鮮やかなビビッドブルーは少し緊張感を伴うことがあります。カーテンの色を選ぶときは、色の名前だけでなく、濃さや明るさ、くすみ具合も含めた「トーン」を意識することが大切です。

光の入り方が一日の過ごし方に与える影響

カーテンの色と同じくらい重要なのが、光の入り方です。朝、自然光がすっと入ってくる部屋と、どんより暗い部屋では、起きたときの気分も違ってきます。日中も、窓から入る光がやわらかく広がる部屋は、「なんとなく気持ちが軽い」「作業に集中しやすい」と感じやすくなります。

逆に、西日が強く差し込む時間帯にまぶしさや暑さを感じる部屋では、疲れやすくなったり、エアコンの効きが悪く感じられたりすることもあります。寝室で夜遅くまで外の街灯が差し込む場合は、眠りの質に影響することも考えられます。その意味で、カーテンの色と光の入り方は、単なるインテリアではなく、暮らしのリズムや体の感覚に関わる環境要素だと言えます。

「なんとなく居心地が悪い部屋」によくあるパターン

「特に大きな不満はないけれど、なんとなく落ち着かない」「天気が良いのに部屋の中は暗く感じる」といった場合、よく見てみるとカーテンの色と光の入り方がアンバランスになっていることがあります。例えば、北向きで日当たりが弱いのに、濃い色で厚手のカーテンを閉めっぱなしにしている、南向きで日差しが強いのに、薄いレースだけで過ごしている、などです。

まずは、自分の部屋の「いま」の状態を知ることが大切です。昼間にカーテンを開けた状態、閉めた状態、レースだけにした状態を見比べて、「どの時間帯に居心地がいいか」「どの時間帯に気になるところがあるか」をメモしておくと、後でカーテンの色や素材を選ぶときのヒントになります。

ここで、カーテンの色の方向性と部屋の印象の関係を、ざっくりと整理しておきます。

カーテンの色の方向性部屋の印象の傾向向いているシーンの一例
明るい暖色(ベージュ、アイボリー、淡いピンクなど)温かくやわらかい雰囲気。日当たりの弱い部屋を明るく見せやすい。リビング、ダイニング、小さめのワンルーム
明るい寒色(淡いブルー、ミントグリーンなど)爽やかで落ち着いた雰囲気。夏に涼しげに感じやすい。寝室、書斎、在宅ワークスペース
濃い暖色・深い色(ブラウン、テラコッタなど)落ち着きと重厚感が出るが、使い方によっては重く感じることもある。広めのリビング、日当たりの強い部屋のアクセント
グレー・ネイビーなどの無彩色寄りスタイリッシュで大人っぽい印象。小物次第で硬くも柔らかくもできる。モノトーンインテリアの部屋、ホテルライクな寝室

この表はあくまで目安ですが、「どんな印象の部屋にしたいか」と「今の部屋の向きや明るさ」がずれていないかを考えるときの参考にしてみてください。

部屋の向きと時間帯から考えるカーテンの色と光の入り方

東向きの部屋と朝日の活かし方

東向きの部屋は、朝の時間帯に日が入りやすく、午前中に明るくなるのが特徴です。朝型の生活リズムを整えたい人にとっては、カーテンの色と光の入り方をうまく使えば目覚めを助ける味方になってくれます。明るいベージュやアイボリー、淡いイエローなど、朝日と相性の良い色を選ぶと、起きたときに部屋全体がやさしく明るくなるイメージを作りやすくなります。

寝室として東向きの部屋を使う場合は、完全遮光カーテンで朝日を遮りすぎると、起きるタイミングがつかみにくくなることもあります。早起きしたい人は、遮光度合いが少し控えめのカーテンや、上部から少し光が入る丈や吊り方を工夫することで、「自然に目が覚める」朝の光を活かしやすくなります。

西日が強い部屋の光をやわらげる工夫

西向きや南西向きの部屋は、午後〜夕方にかけて日差しが強くなりやすく、「まぶしい」「暑い」と感じる時間帯が長くなりがちです。このような部屋では、カーテンの色を濃いめにして光をしっかり抑えたいと思うかもしれませんが、単に暗くするだけでは、日中の印象が重たくなりすぎることもあります。

西日対策では、レースカーテンで直射日光をやわらげつつ、厚地カーテンで必要なときにしっかり遮るという、二段構えの発想が役立ちます。レースは少し目が詰まったタイプを選ぶと、強い光を拡散してくれるため、室内にやわらかな明るさを保ちやすくなります。厚地カーテンの色は、濃いブラウンやグレーなど深めの色を選ぶと、西日のまぶしさと熱をある程度抑えつつ、部屋に落ち着きを出しやすくなります。

北向き・南向きの部屋で意識したいポイント

北向きの部屋は、日差しが直接入りにくく、年間を通してやや暗くひんやりした印象になりやすい傾向があります。このような部屋では、濃い色のカーテンを選ぶとさらに暗く感じることもあるため、明るいベージュやオフホワイトなど、光を反射しやすい色をベースにするのがおすすめです。レースカーテンも透け感のあるタイプを選び、日中はできるだけ自然光を取り込む意識を持つと良いでしょう。

一方、南向きの部屋は、日中を通して日当たりがよく、明るく暖かな印象になりやすいです。その分、夏場は暑さ対策が重要になります。光を取り込みたい時間帯と遮りたい時間帯を意識し、遮光性のある厚地カーテンと、ほどよく光を通すレースを組み合わせることで、季節や時間帯に応じた光の入り方を調整しやすくなります。色は、明るすぎず暗すぎない中間色や、くすみのあるグリーン・ブルーなど、落ち着いたトーンが馴染みやすいことが多いです。

部屋の向きとカーテンの組み合わせのイメージを、簡単に表にまとめておきます。

部屋の向き光の入り方の傾向カーテンの色と光の入り方のポイント
東向き朝に明るく、午後はおだやか明るい暖色系で朝日を活かす。遮光はやや控えめにして自然な目覚めを意識する。
西向き・南西向き午後〜夕方に強い西日目の詰まったレースと、少し濃いめの厚地カーテンでまぶしさと暑さをやわらげる。
南向き日中を通して明るい中間色やくすみカラーで落ち着きを出しつつ、遮光性で夏の暑さを調整する。
北向き年間を通してやや暗い明るいベージュやオフホワイトで光を拾い、日中はレースのみで自然光を取り込みやすくする。

この表を見ながら、自分の部屋の向きを思い浮かべて、「光をもっと取り込みたいのか」「今は強すぎる光をやわらげたいのか」を整理してみてください。それによって、カーテンの色や光の入り方の優先順位が見えやすくなります。

シーン別に見るカーテンの色と光の入り方の整え方

リビングで心地よく過ごすためのカーテン

家族が集まるリビングや、一日の多くを過ごすメインの部屋では、明るさと落ち着きのバランスが重要になります。日中はある程度光を取り込んで活動しやすくしつつ、夕方以降はテレビが見やすい程度にまぶしさをおさえ、夜は外からの視線を気にせずくつろげる環境が理想です。

カーテンの色は、床や家具の色と大きくちぐはぐにならない、ベージュやグレージュなどの中間色をベースにすると、失敗が少なくなります。光の入り方としては、日中はレースカーテンでやわらかく光を取り込み、直射日光が強く感じられるときだけ厚地カーテンを部分的に閉める、といった使い分けが現実的です。

寝室で睡眠の質を高めるカーテンの色と光

寝室は、リビング以上にカーテンの色と光の入り方が睡眠の質に関わりやすい空間です。夜は外からの光や視線をしっかり遮り、朝は必要に応じて自然光を取り込みたいという、少し矛盾した要望をバランスさせる必要があります。

色の面では、明るいパステルカラーよりも、少し彩度を落としたブルーグレーやグレージュ、くすみグリーンなどが、「落ち着き」と「安心感」の両立に向いていることが多いです。光の入り方としては、街灯や車のライトが強く差し込む環境では、遮光性のある厚地カーテンで夜の光をおさえつつ、朝起きたい時間に合わせて少しだけカーテンを開けておく、という使い方も選択肢になります。

完全に光を遮る真っ黒な遮光カーテンは、夜の眠りにはプラスになっても、朝に起きづらくなる場合もあります。自分が朝型を目指したいのか、夜勤などで日中に寝る必要があるのかによって、遮光の強さを調整してみてください。

在宅ワーク・勉強部屋で集中しやすい光環境

在宅ワークスペースや子どもの勉強部屋では、明るすぎても暗すぎても集中しにくくなります。強い直射日光がディスプレイに映り込んだり、机に影ができすぎたりすると、目が疲れやすくなり、仕事や勉強の効率が下がることもあります。

カーテンの色としては、落ち着きと集中しやすさを意識した、やや寒色寄りの淡いブルーやグレー、グレイッシュなグリーンなどが選ばれやすい傾向があります。光の入り方は、レースカーテンで直射日光をやわらげながら、机の位置を窓に対して横向きにするなど、光が直接顔や画面に当たりすぎないレイアウトと合わせて調整すると良いでしょう。

素材・厚さ・レースの組み合わせで光の入り方をコントロールする

遮光カーテンと非遮光カーテンの違いを押さえる

カーテンの光の入り方を考えるとき、色と同じくらい重要なのが遮光か非遮光かという選択です。遮光カーテンは、生地に光を通しにくい加工がされており、外からの光をしっかりおさえたい寝室や、プロジェクターを使う部屋などでよく使われます。一方、非遮光カーテンは、日中の明るさを室内に取り込みたい部屋や、あえて柔らかい光を楽しみたい空間に向いています。

ただ、「遮光か非遮光か」を白黒ではなく、自分の暮らしに合わせてグラデーションで考えることも大切です。遮光レベルには段階があり、完全に真っ暗に近づけるタイプから、光をある程度やわらげるタイプまで幅があります。朝の光で自然に目覚めたい人は、遮光度合いが少し控えめのタイプを選ぶなど、自分のリズムに合わせて調整してみてください。

レースカーテンで昼間の光と外からの視線を調整する

レースカーテンは、昼間の光の入り方と外からの視線をコントロールする役割を持っています。透け感の高いレースは、光をたっぷり取り込みたい部屋に向いており、日中も室内を明るく保ちやすくなります。一方で、目の詰まったミラーレースや遮像レースは、外から室内が見えにくくなるため、道路に面した部屋や、近隣との距離が近い窓に向いています。

レースの色を白やオフホワイトにすると、光がふんわり広がりやすくなります。逆に、グレーやベージュのレースは、光を少し落ち着かせたいときに役立ちます。厚地カーテンとの組み合わせで、昼と夜、平日と休日など、シーンごとに光の入り方を微調整できるようになるのが理想です。

ダブルカーテン・三層構成で柔らかく光を操る

窓の外の環境や部屋の用途によっては、レースと厚地カーテンの二枚だけでなく、ブラインドやロールスクリーンを加えた三層構成にすることで、光の入り方をより細かく調整できることがあります。例えば、外側にロールスクリーン、中間にレース、内側に厚地カーテンを配置すると、時間帯や季節によって使い方を変えやすくなります。

賃貸で大きな工事ができない場合でも、突っ張り棒を使ってレースを一枚追加する、腰高の窓だけにカフェカーテンを足すなど、比較的簡単にできる工夫もあります。色の選び方としては、三層すべてを別々の色にするよりも、ベースカラーを一つ決めて、濃淡で変化をつける方が、まとまりやすくなります。

失敗しないためのカーテンの色と光の入り方のチェックポイント

店頭で見た色と自宅で見える色が違う理由

カーテン選びでよくあるのが、「ショップで見たときはちょうど良い色だと思ったのに、自宅で吊ってみたらイメージと違った」という経験です。これは、店頭と自宅では照明の種類や光の向きが大きく違うことが原因の一つです。店舗の強いスポットライトの下で見るのと、自宅の間接照明や自然光の中で見るのとでは、同じ色でも印象が変わります。

可能であれば、生地サンプルを取り寄せて、自宅の窓辺や照明の近くで朝・昼・夜の色味を確認してみると、失敗しにくくなります。特に「思い切った濃い色」に挑戦したいときほど、サンプル確認をしておくと安心です。

季節ごとにカーテンを替えたいときの考え方

一年を通して同じカーテンを使うのも一つの選択ですが、暑さや寒さの感じ方、気分の変化に合わせて季節ごとにカーテンを替えるという考え方もあります。例えば、夏は通気性の良い薄手の生地と涼しげな色、冬は厚手で保温性のある生地と落ち着いた色、というように、季節に合わせて掛け替える方法です。

予算や収納スペースの都合で何セットも用意するのが難しい場合は、「レースだけ夏用と冬用で変える」「腰窓だけ季節のアクセントカラーにする」といった工夫もできます。季節ごとのカーテンを完全に揃えなくても、部分的に変えるだけで、部屋の印象や光の入り方が変わり、気分転換にもつながります。

賃貸で大がかりな変更が難しい場合の工夫

賃貸住宅では、窓枠やカーテンレールを自由に変えられないことが多く、「どうしても暗い」「どうしてもまぶしい」と感じていても、大掛かりなリフォームは難しい場面があります。そのようなときは、今あるレールを活かしながら、色と光の入り方を小さく調整する工夫が役に立ちます。

例えば、既存のカーテンの内側にもう一枚レースを追加して光をやわらげる、窓際に白い家具やラグを置いて光を反射させる、逆に光が強すぎる部分には観葉植物を置いて影を作るなど、カーテン以外の要素も含めて考えることで、印象が変わることがあります。

ここまでの内容を踏まえて、「ありがちな失敗」と「代わりに試したい工夫」を簡単に整理しておきます。

よくある失敗例おすすめの代替アイデア
北向きの部屋に濃い色の遮光カーテンを選び、日中も薄暗くなってしまう明るい中間色の非遮光カーテンに変え、必要に応じてレースの透け感で光を調整する
西日のまぶしさ対策に、真っ黒なカーテンで完全に光を遮ってしまう目の詰まったレースと、少し濃い中間色の厚地カーテンを組み合わせて、光をやわらげながら明るさも残す
店頭で見た鮮やかな色をそのまま選び、自宅では派手すぎて落ち着かない同じ色味でも一段くすんだトーンを選び、生地サンプルで朝・昼・夜の見え方を確認する

この表を眺めながら、自分の部屋の状況に近いところがないかチェックしてみてください。一つでも当てはまるところがあれば、その右側にある代替アイデアを今日から少しずつ試していくイメージで取り入れてみると良いでしょう。

専門機関への相談を検討したい目安

光のまぶしさで体調に影響が出ていると感じる場合

カーテンの色と光の入り方は、基本的には自分で調整できる生活環境の話ですが、中には光の眩しさで頭痛や吐き気が強くなる、少しの光でも目が痛くなるといった、体調面の不調が出る場合もあります。このような状況が続くときは、単にカーテンを変えるだけでなく、眼科や医療機関で相談した方がよいケースも考えられます。

この記事の内容はあくまで非医療の一般的な情報提供であり、健康状態や症状に関する判断を行うものではありません。光に対する強い不快感が続く、日常生活に支障が出ていると感じる場合は、早めに専門家の意見を聞くことも大切です。

睡眠やメンタルの不調が長期間続いている場合

寝室のカーテンの色や光の入り方を整えることは、睡眠環境を良くする一つの手段ですが、長期間にわたって眠れない日が続く、気分の落ち込みが強く日常生活に支障が出ているといった場合は、環境だけで対応するのが難しいこともあります。

「カーテンを変えても、ほとんど眠れない状態が何週間も続く」「日中の強い眠気や集中力低下が仕事や学業に大きく影響している」と感じるときは、睡眠外来やメンタルヘルスに関する専門の相談窓口など、適切な専門機関への相談も視野に入れてください。

相談や受診の際に伝えておくと役に立つ情報

専門機関に相談する際には、部屋の環境やカーテンの使い方も含めて、生活の全体像を共有できると、より具体的なアドバイスを受けやすくなります。例えば、寝る・起きる時刻、寝室のカーテンの種類や色、光の入り方で気になっている時間帯、まぶしさや眠りにくさを感じる具体的な場面などをメモしておくと役に立ちます。

繰り返しになりますが、この記事は暮らしの工夫としての「カーテンの色と光の入り方」を扱ったものであり、医学的な診断や治療を行うものではありません。不安が強い場合や、自分だけの判断に迷いがある場合は、早めに専門家の助けを借りることをおすすめします。

よくある質問(Q&A)

Q1. とりあえず一か所だけ変えるなら、カーテンの色と光の入り方のどこから手をつけるのが良いですか?

A1. 最初の一歩としておすすめなのは、日中一番長く過ごす部屋のレースカーテンです。レースの透け感や色を変えるだけでも、光の入り方と部屋全体の印象が変わります。日当たりが弱い部屋なら透け感の高い白系、西日が強い部屋なら目の詰まったタイプを選ぶなど、部屋の向きに合わせて調整してみてください。

Q2. 寝室のカーテンは、遮光と非遮光どちらが良いのでしょうか?

A2. 一般論としては、街灯や車のライトが強く差し込む環境では遮光性のあるカーテンが役立ちますが、朝の自然光で気持ちよく起きたい人には、完全遮光ではなく、少し光を通すタイプの方が合うこともあります。自分がどの時間帯に光を遮りたいのか、逆にどの時間帯に光を取り込みたいのかを整理してから選ぶと失敗しにくくなります。

Q3. 色で失敗したくない場合、どんなカーテンの色を選べば安心ですか?

A3. 床や壁、家具の色と合わせやすく、失敗が少ないのはベージュやグレージュ、オフホワイトなどの中間色です。そこから、少し落ち着いたブルーグレーやグリーンをアクセントとして取り入れる、クッションやラグで色味を足す、といった方法もあります。迷ったときは、まず中間色をベースにして、色の冒険は小物から始めるのがおすすめです。

Q4. 同じ部屋で在宅ワークも睡眠もする場合、カーテンの色はどう決めればいいですか?

A4. ワンルームなど一つの部屋に役割が集まる場合は、「仕事モード」と「休むモード」を完全に分けるのが難しくなります。そのときは、落ち着いた中間色や少し寒色寄りの色を選び、照明や小物で時間帯ごとの雰囲気を変える方法がおすすめです。日中はデスク周りを明るく、夜はベッド側だけ照明を落とすなど、カーテンと他の要素を組み合わせて雰囲気を切り替えてみてください。

Q5. 賃貸でカーテンレールが一つしかないのですが、レースと厚地カーテンの両方を使うことはできますか?

A5. 一般的な賃貸のカーテンレールは、手前と奥に二本ついていることが多いですが、一列しかない場合でも、突っ張り棒を使ってレースを追加するなどの方法があります。難しいときは、レース付きのロールスクリーンや、レースカーテン風のシェードなど、限られたレールでも二段階で光を調整できるアイテムを検討してみると良いでしょう。

用語解説

遮光カーテン
生地に光を通しにくい加工がされたカーテンのことです。外からの光をしっかり抑えたい寝室や、映像を楽しむ部屋などで使われることが多いですが、遮光レベルには段階があります。

非遮光カーテン
光を適度に通すカーテンのことです。日中の明るさを室内に取り込みたい部屋や、柔らかい自然光を楽しみたい空間に向いています。

レースカーテン
薄手で透け感のあるカーテンの総称です。昼間の光をやわらかく取り込みながら、外からの視線を調整する役割があります。透け具合や機能性は商品によってさまざまです。

ミラーレース・遮像レース
外側からの光を反射し、室内が見えにくくなるよう工夫されたレースカーテンのことです。道路側の窓や、隣家との距離が近い窓で、プライバシーを守りたいときに使われます。

まとめ:カーテンの色と光の入り方は「一気に完璧」より「少しずつ試す」

カーテンの色と光の入り方は、部屋の印象だけでなく、気分や一日のリズムにも関わる大切な要素です。部屋の向きや時間帯、用途に合わせて、色・素材・厚さ・レースの組み合わせを整えていくことで、暮らしの心地よさは少しずつ変わっていきます。

とはいえ、最初からすべてを完璧に揃える必要はありません。「どの部屋で」「どの時間帯に」「何が一番気になっているか」を丁寧に言葉にしていくと、優先順位が見えてきます。日中暗くて困っているなら光を取り込みやすいレースから、西日がつらいなら厚地カーテンの色と遮光性から、といった具合に、一つずつ取り組めば大丈夫です。

全部を完璧に変えようとするのではなく、「今日はレース」「今週は寝室のカーテンの色を見直す」など、小さな一歩を選んで試してみることが、失敗しないカーテン選びと、心地よい光の入り方づくりの近道です。この記事の内容をヒントに、自分の暮らし方や好みに合った光と色のバランスを探しながら、少しずつ部屋を整えていってみてください。

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